一周忌・初盆のことで次の日(7月4日)、各会場に日程確定の電話をしたら、どこも定休日だったり社員研修で休みだったり、とにかく休みだった。やっぱり3日に話をゴリゴリ進めて良かった・・・。

父から譲ってもらった日産ティーダは相変わらず順調なのだが、実家の車庫がとてもテクニックを要する場所に位置していたため、側面にいくつか擦り傷がある。

錆びてどうしようもなくなるまえになんとかしようと、知り合いのいる工場に相談してみると、工事の順番待ちもさることながら、天気が悪いと板金塗装工事ができないらしい。ドライヤーみたいなので強制乾燥させるやり方もあるが、リスクも高いということで、梅雨が明けたらまたあらためて相談することに。

そして、もう一台の軽自動車についても相談。前回車検してもらったとき、車体部分も年数経っているだけにかなり厳しいという話になっていた。そこで安くて程度のいい中古車を、と考えていたら、ちょうどスズキのアルトがあるというので見せてもらうと、まぁ、悪くはないのだが・・・・ふ、普通・・・。自分がこれに乗っているところが想像できないぐらい、ふ、普通・・・。

個人的にはスズキのラパンがいいなぁと思っているのだが。

洗濯という作業は・・・洗ったものを干さなければならないだのが、干す前に前回干したものを(乾いていたら)回収して畳み、それを家族各人の置き場に再分配しなければならないので、けっこう手間がかかるのだということに最近気づいた。

かといって何か効率的な方法を思いついたわけではないのだが、長時間と言うほどではないにしてもまぁまぁな長さの時間を洗濯物と一緒に過ごすことになるので、テレビを見ながらやることにした。

ちょうどこのあいだ東京のホテルで見た「ミディアム 霊能力捜査官アリソン」がこっちでも深夜にBSでやっていることに気づいたので、朝の洗濯物の時間は録画したこの霊能力捜査官をみながら過ごしている。

或る主婦が霊能力や、それに起因する予知夢・サイコメトリング・死者との対話を駆使して捜査に協力し、事件を解決していくのだが、それにしてもこの番組は、幼児誘拐(&その後複数年監禁)やロリコンサイコパスなど、子どもが巻き込まれる事件が多い気がする。
単にそういうエピソードばかりが記憶に残っているのかもしれないが、かの国での子どもを取り巻く状況って・・・となかなか暗い気持ちになる。そして、わが国においても、それが想像を超えたまったく異郷の話ではなくなりつつあることも、気を重くさせる。

或るエピソードで、主人公の娘も実は母親と同様の能力をわずかに持っていて、彼女の見た夢が幼児誘拐(&その後複数年監禁)の被害者を救うきっかけになった。
それだけなら「ええ話やないか」ということになりそうだが、主人公の夫の「女の子が救い出されたことも、自分の娘の力がその助けになったことも、それ自体はいいことだと思うけれど、世の中には子どもをさらって、閉じ込めて殺してしまうような人間がいるということを娘が知ってしまったことのほうがつらい」という言葉の意味は、親ならなんとなくわかる気がする。
確かにこの世界はきれいなことばかりではない。暗いこと、悲しいこと、汚いこと、醜いことが存在する。もしかしたらそちらのほうがこの世界のほんとうの姿かも知れない。誰でもいつかをそういうことに気づくときがくる。この世界が完全な善意に包まれたものではないということを。不完全であるが故に完全で、正しいが故に醜悪で、論理的であるが故に非論理的であるような、もはや悪意と呼べないほどに悪意に満ちた悪意というものがこの世界に存在するということを。
親のはかない願いに過ぎないといえばそれまでだが、できるだけそのことに気づく日が遅くなることを、できればいつまでも来ないことを、心のどこかで望んでいる。そんなことは無理だとわかっていても。

それにしても、こういう能力があって、いろいろ見えてしまうというのは、大変だなぁとこのドラマを見るたびに思う。