11月の敗因はなんといっても一月の間に2回しかも2週間間隔で学会発表というスケジュールを組んでしまったことだろう。
毎年6月ごろにエントリー受付が始まるわけだが、今年はなぜか意味もなくテンション高めに日程も開催場所も考えずエントリーした結果がこのざまである。日程が重ならなかっただけでもよしとするべきであろうか。

発表が一ヵ月後というさし迫った時期になってはじめて、「あれ、今回の開催校って東北大学・・・。東北って九州じゃないよね・・・。え、宮城県・・・。仙台・・・。」ということに気がついた。

ちょうど観光シーズンに加えてフィギュアスケートNHK杯直前の仙台。諸々の復興事業関係者が多数集まっている仙台。ホテル確保は本当に難航した。こんなにホテルがとれない経験は初めてだった。実際、大きな学会や会議がいま東〜北日本で開催されることが多くなっているらしい。

仙台までは福岡空港から1時間半ほど。

あの日、滑走路や空港ビルに津波が押しよせるさまをテレビで見た記憶がまだ新しい仙台空港。もうそんなことがあったこともわからないぐらいに静謐だった。

空港から仙台市内へは電車を使う。
途中、外をみると一面の空き地というか、荒野。ただただ、荒野。こんな海岸沿いの土地とはいえ仙台市郊外がはじめからこんなわけがない。目の前を折れ曲がったガードレールが通り過ぎる。そして遠目に横転して錆だらけになった車が一台見えた気がした。写真を撮るのもなんだかはばかられる気がした。

天気予報の地図がちがうと、ああ、違う土地に来たんだなぁと思う。
[:W400]


学会発表は・・・なんとなく自爆気味ではあったが何とか黒歴史的に終了。
帰る日は大学から駅まで歩いてみた。前日、大学までバスを使ったときそれほど距離はない気がしたのだ。

仙台城につながる大橋の上からみた広瀬川

そうえいば帰る直前に知ったのだが、仙台はジョジョの作者の人の出身地で、実際、仙台市内が舞台や登場人物の名前のモデルになっているらしい。確かに広瀬という名のキャラクタがいた。現在の『ジョジョリオン』も「震災後の杜王町」が舞台となっている。登場する地名や人名を紹介した市内散策マップが配られていた。

駅へと続く青葉通。歩いていてとても気持ちのいい並木通り。

ふと頭上を見ると伊達政宗があちらこちらに・・・。

仙台駅。いろんな団体客がどんどん出てくる。仙台ってほんとにすごい観光地なんだな。仙台はほんとにいい町だった。今度はぜひ遊びで、リラックスして来たい。

仙台駅周辺。仙台ははじめてだったけどすごい都会だ。あと、陸橋がはりめぐらせてあって、いちいち信号待ちとかしないでいいので移動ストレスがない。

大変な旅だったが、最後ぐらい牛タンなど食してもバチは当たらないであろう・・・・たぶん。