気がつくと2月になっていたり、自動車の車検がせまっていたり、いったい何がどうなっているのか。

まだ今月に入って2週間ほどだが、遠出する機会が何度かあった。先週は福岡市美術館福岡県立美術館の合同展「福岡現代美術クロニクル」へ。途中、福岡空港近くのてんぷら屋「ひらお」でお昼ご飯を食べたあと、目的地に向かうほどに雪が激しくなる。山間部の自宅周辺のほうがむしろ晴れていた。

展示は、まぁ・・・、「なるほど福岡での現代美術の歴史はこんな感じだったのね」ということは、よく・・・わかった・・・気がする。とはいえ、やはり福岡の都会度は他の九州主要都市をはるかにしのぐなぁと思った。たとえば川俣正の活動がそれ以後の福岡における現代美術の流れに大きな影響を及ぼしたという文脈についても、川俣正の作品にインパクトを受けることが出来たということそれ自体が、福岡の現代美術界の蓄積を物語っており、もしこれが他の県であったなら「なにやってるの?現代美術なにそれ食えるの?」で終わった可能性も高い。

今回の展示を見て、作品に心動かされたという感じは抱かなかったが、或る地方都市において現代美術がどのように導入され、消化され、行われてきたのかということを今の時点で総括したという点では、非常に意義深い展示であったと思う。


そしてさかのぼること2月3日(日)。長男と一緒に福岡yahooドームで行われた「ワールド・ホビー・フェア2013」に参戦。

自分も福岡ドームに来たのは何年ぶりだろ?大学4年のマイケル・ジャクソン・コンサート以来か?

この日は大陸からなんとかPM云々とかいう物質が大量に飛んできていたらしいが、そんな中、外で1時間半ほど待ってやっと会場入り。

マ、マジ・・・?これ、ぜんぶゲーム&おもちゃ関連のブースなんだぜ・・・。

マリオのケツ。親子二人でWiiUとかいう新しいゲーム機でマリオを体験。ここでも1時間ぐらい並んだのではないだろうか。どのブースも体験は無料だが、100分待ちは珍しくない。

いまうちの子が大好きな「オレカカードバトル」のブース。ゲーム機が20台ぐらい並んでいたのではないだろうか。それでもさばけきれなくて整理券を配布。それでもまださばけなくて抽選券が配布された。つまり、抽選で当たった人だけが体験できるわけだ。幸い、うちの子はこの抽選に当選してバトルスタート。ヤマタノオロチという超激強な敵と戦うのだが、長男坊はまだこのゲーム暦は日が浅く、どのカードもレベル2とか3なので瞬殺されてた。しかし、ヤマタノオロチというわりには首が3つしかない。それにしても「バンダイナムコゲームス」って社名、つまりバンダイナムコで、ナムコバンダイということか。

ハイパー・ヨーヨー名人のデモンストレーションを間近で。やっぱりスゴイ。

それ以外にも、長男坊は3DSを持って歩いて、知らない子に声をかけては通信でアイテムだかキャラを交換したり、分けてもらったりしていた。こういうとき、臆せず声をかけることが出来るのはスゴイと思った。自分の子とは思えないアグレッシブさ。

結局、昼食もとらず走り続け、並び続け、イベント終了まで頑張った。ふりかえってみると、いったん会場を出て外のレストランで食事してまた戻るということも不可能ではなかったが、その点は次回以降の課題というところだろう。

それにしても、世の中には「脳が溶けるから」という自然派保育園推奨のすごい理由でゲームはもちろんプリキュアなどのテレビアニメ禁止の家庭もあるというのに、こんなイベントに終了までいる我が家は・・・。しかしそのあたりは最初のところにつながるかも知れないが、妙な無菌性や潔癖性よりも、いろんなものがごったがえした都会性というか都市性に触れていたほうが、なんか面白いことになるのではないかという気がする。しかし、よく考えると、アニメを見て脳が溶けたら・・・死んでるじゃん!それ!

ちなみに、男子チームがなんとかPMと埃と資本主義にまみれているあいだ、母そして長女の女子部は母友人と天神でおしゃれな雑貨めぐり&おしゃれなカフェでランチという「女子会」を堪能。すでに勝ち負け以上のすごい差がついている気がする。