と言ってると、荷物が届く。「吉田秀和全集13巻揃」*1。クリスマスに僕は妻にトゥモローランドで買ったセーターをプレゼントしたのだが、そうしたら僕が寝言で欲しいなーと言っていた吉田秀和全集が一万円ちょっとの値段で売っているのを古本サイト*2で見つ…

ついに本ができた。 先日、出版社からできあがったばかりの本が一冊、送ってきた。 といっても、もちろん僕の単著なんかではなく(そんな力は到底まだない)、何人かで共訳した翻訳本だ。 ずいぶんと時間がかかったが、自分の文章が本という紙媒体の上に刻み…

もう何度読み返したわからないが、今日は3巻まで一気読み。いつも同じところで泣きそうになる。 巻末のあとがきマンガも、たとえばガンダム(第一話)や、カリオストロの紋章、飛行石のペンダントなど、かなり絶妙なところを突いてきて同じ時代に生まれてよ…

半熟煮たまごとか、そういうふうに、かなりこの本に影響うけまくりです。いちいち道具とか、小皿とかグラスとか、ビシバシ好みというか趣味のツボを押してくるが、「私って趣味がいいんです」っていう、一見さわやか気味の押し付けな感じが全然ないのがいい…

朝まで飲んでいたら

本屋でまず、大橋歩が編集・発行するARNE(アルネ)の最新刊を購入。噂どおり、村上春樹の自宅が写真つきで取材されている。 村上春樹が自宅を公開というのはものすごく意外だ。CDはかっこう悪いから見えないところにかくしてあるというのも、彼らしいといえ…

きのう、夫婦でささやかな大人買い。 保育園に絵をかいた/銀色夏生ISBN:4041673550 自分の顔が許せない!/中村うさぎ・石井政之ISBN:4582852351 ハーモニーの幸せ/田口ランディISBN:4043753012 ゆっくりさよならをとなえる/川上弘美ISBN:4101292337 文学…

音楽用ソフトをインストールしたりしている間に、何気に積まれた本の中にあったのでちょって手にとって読んでいたら、かなり引き込まれてしまった。装画である陽子さん(画家の奥さん)の絵もかなり好きだが、闘病記にありがちな湿度の高いだけのセンチメン…

料理や生活、考え方など、最近この人にものすごく影響を受けている。僕はかなり影響を受けやすい。「うちの玄米ごはん」作者: 高山なおみ出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2004/09/14メディア: 大型本購入: 4人 クリック: 25回この商品を含むブログ (58件) …

漫☆画太郎先生の作品はその熱い(暑い?)紙面上のタブローとは裏腹に、つねにクールだ。 『地獄甲子園』もそうだが、この本のなかの『エスカレーション』もまた、「少年漫画とは?」というクールな批評的視点を絶対忘れない。クリント・イーストウッド御大…

「私が『私』というとき、それは厳密に私に帰属するような『私』ではなく、私から発せられた言葉のすべてが私の内面に還流するわけではなく、そこになにがしか、帰属したり還流したりすることのない残滓があって、それをこそ、私は『私』と呼ぶであろう。」…

今日は三島由紀夫の命日だ。 中学生の頃、新潮文庫の『花ざかりの森・憂国』ISBN:4101050023読んで、なんだかものすごく大好きになってしまった。表題作の「花ざかりの森」はよくわからなかったが、「詩を書く少年」、「海と夕焼け」等はすごく印象的だった…

というわけで、野見山暁治の最新エッセイ集だが、引用した部分は2003年9月6日の東京国立近代美術館での講演を起稿した第3章から。うつろうかたち作者: 野見山暁治出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2003/12/11メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブ…

メモなど

最近、自分がやらなければならないことについてや、、そのための自分の姿勢とかについていろいろと反省点が山盛りなのだが、坂本龍一の本を読んでいるとつぎのようなところに目がとまった。 「『インヴェンティヴということ』と『即興』ということはイコール…

ブラックジャック

今日は仕事が休みの妻とブラックジャックISBN:4253031668。 正確には、妻が読み終わった9巻とか、13巻とか、そんなおこぼれを拾いつつ、ブラックジャックのメスさばきにしばし酔う。とはいっても、もともとは僕が小学生のころ、お小遣いをやりくりしながらそ…